これで食に関する本のレビューはとりあえず終わり。
最後はまた、様々な小説家によるアンソロジー。それぞれ紙質も書体も違うので、本を開いた雰囲気も違います。(カレーは黄色い紙、おかしは華奢な字体、ビールは普通w)





お弁当

「姉のおにぎり / 白石公子」が良かった。小1のとき、母が入院したときの寂しかった思い出。姉が作ってくれたお弁当が、悲しくまずく感じたけど、大人になってそのお弁当は姉が寂しさにじっと耐えて懸命に作ってくれたんだとわかり。ジーン(;;)

「空弁体験記 / 東海林さだお」は何回読んでも笑えた!


おやつ

「苺のケーキ / 木皿泉」が気に入りました。OLが抱える、このままでいいのかという不安。モヤモヤしたり悩んだりして、「そういう自分を明日も信じよう」という言葉にジンときた。

「メロンパン筆福事件 / 五木寛之」はじわじわくすぐられて、面白かった!


カレーライス

「カレーライスとライスカレーの違い」について、みんな書いてる笑
年配の男性作家が多かったような。あまり私には刺さらず、男の人向けかなーと思った。

ビール
お酒、ビール好きな人にぜひ!飲みたくなる一冊・・・


今回表紙とタイトルだけで借りてみて知ったけど、色々な作家の短篇小説を一つのテーマで集めた本ってすごくいい!
短いから電車でもサクッと良く読めるし、飽きないし、色々な作家を知ることができたり。(この人の書く文良いな!って思う人は大抵知ってる人であることが多いけど。小林聡美、阿川佐和子、春樹、角田光代、などなど)

食べ物ってもちろん食べたら元気になれるけど、読んでも元気になれるものだとはね!
とりあえず短期間で一気に読んだからお腹いっぱい笑 また時間がたったら食にまつわるエッセイを読もうと思います。