最近ピークで忙しくて自分を見失いそうになったので、Popeyeの「大人になるには?」や「仕事とは?」を読んでました。
その中におすすめ本として紹介されてた西村さんの本をいくつか借りてみた。
内容が仕事なだけにさすがに疲れた〜。読んでる途中で居眠りしたとき、仕事中に泣きわめいてる夢を見たw
一度読めば血肉となるような内容でした。(自分に全く関係なさそうなところは読み飛ばしたけど)
一番良かったのは「自分をいかして生きる」です。
「自分の仕事を考える3日間」にはスープストック遠山さんのインタビューが、
「わたしのはたらき」にはミナペルホネン皆川さんのインタビューが載ってました。
気に入った箇所。
・頭が良いとか、才能があるとか、育ちがどうとか、人脈があるとか、そういう条件を成功の要素としてあげる考え方は本当に違うと思う。
・自分を好きでいたい。嫌いになりたくない。生まれてきて良かったって、良い人生だったなって思って死にたい。
・居場所がわからなくなって悩んだら、周りを見て。そしたら同じ色や形を持っているピースたちがあなたを導いてくれるから。
昆虫、鼻、鳥、動物たち。みんなこの時代に、同じ雨中の1つの星に生まれて、そして死んでいく。それはすごくすごくすごいこと。
・いろんな人に支えられて人は生きているんだってことに気づいたら、何をやってるとかどうでもいいのかなって。みんなつながって生きているって感じられる仲間がいるだけで、何かいいんじゃないですかね。
・やっぱりいろんな人がいることで、心地よく生きていたりするのだと思うから、あれをしているからダメとか、こんな仕事だからどうって言うのは何か違う気がしていて。今の自分にできることをやる。
・頑張って来れたのは、やっぱり仕事に意義が感じられていたからだと思うんです。新しい価値を提案できているって言う自分たちの仕事に対する意義に自負があったからこそやって来れたと思う。
・憧れるように一番ピカピカになってないといけないと思う。デザインがかっこいいと言った事だけじゃなくて、人のあり方とか存在感が良いと言うこと。センスがいいっていうのはそういうことだと思います。
・どの時代にもそれまでになかったことや、まだ教科書が編まれていないこと、だれも教えてくれないようなことを手探りで始めた人たちがいて、彼らはどうそれをやったかというと、ただ夢が夢中でやったのだと思う。自分の現状に満足できなくても、今できることをできる限りやっていけばいい。ただし力の出し惜しみをしないこと。
・始める前にたくさんの情報に触れると結局は何も選べなくなる。あるいは見事にやってる人の姿を見て圧倒されてしまったり。
・心が満たされるのは、自分の存在が認められる時だと思う。このこと以上に人の心を満たすものはないんじゃないか。
・手抜きの仕事における腹立たしさ、つまらなさは、質の善し悪し以前に、そこに相手がいることが感じられない不満足感から来るのではないかと思う。いないのにいるふりをした仕事に触れ続けることによって私たちの心はシラけている気がする。その虚無感が折り重なって、あきらめや無関心が広がり、私たちの社会が次第に散漫で秩序を失ったものになっていくとしたらこれは深刻なことなんじゃないか。
・こんなもんでいいでしょと言う感覚の中で行われた仕事は同じ感覚を人にうつす。